一門紹介
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各分野でご活躍の皆様に、藤澤一就一門後援会を発足いただき、心から感謝を申し上げます。
私は、プロ棋士して対局に挑む傍ら、平成12年4月に新宿子ども囲碁教室を生徒13人でスタートさせました。以降、20年以上にわたり子どもたちを指導しております。その背景には、日本の棋士が中国や韓国になかなか勝てなくなり、実力に差が出始めているのではないか、という危機感がありました。世界で戦える棋士を育てていかなければ、という思いでこれまでやってまいりました。
囲碁が好きである子、集中力がある子は棋士として成長します。そういった子を見出し、指導し、総計3000人以上を育ててまいりました。現在の生徒は200人。プロ棋士を15人輩出しております。
弟子たちには、囲碁の世界だけでなく、様々な分野の方々と接することで、人として、碁打ちとして成長してほしいと願っております。そして、一門として、さらなる囲碁の普及を行ってまいりたいと考えております。
また、社会貢献活動に力を入れていきたいという強い思いも根底にあります。過去を振り返りますと、二十歳の頃に、障がいのある方のスキーバスツアーをボランティアで行ったことが、社会貢献活動の始まりでした。何の気はなしに参加したのですが、これをきっかけに、もっと社会に貢献したいという思いが生まれ、24時間テレビのボランティアに応募したこともありました。
棋士としては、都庁前での青空ペア囲碁のチャリティイベント、台湾震災へのチャリティイベント。東日本大震災の際には、キワニスの活動として、囲碁教室を毎月チャリティで行い、指導碁の指導料をすべて寄付してまいりました。
時間の許す限り、できることは行ってきたつもりではありますが、一人の人間には時間も体力も限りがあります。思いはあっても限界があることを感じざるを得ませんでした。
このたび発足いただいた後援会を通じて、弟子たちの育成や囲碁の普及はもとより、囲碁を通じた社会貢献活動も個人の限界を超え、広く行うことができるのではないかと、強く期待をしております。
令和6年は能登の地震からはじまりました。この年に発足した宿命として、北陸の方たちの力になる活動も一刻も早く行いたい思いです。
皆様のお力をいただきながら、藤澤一就一門精進してまいります。 皆様どうぞよろしくお願い申し上げます。
令和6年1月15日
日本棋院所属 棋士 藤澤一就
故 藤沢秀行名誉棋聖は実父、藤沢里菜七段は実娘
門下に 関航太郎九段、本木克弥九段、沼舘沙輝哉七段、広瀬優一七段、寺山怜六段、上野愛咲美六段、木部夏生三段、青木裕孝三段、上野梨紗三段、藤井浩貴三段、竹下凌矢二段、飛田早紀二段、河原裕二段、柳井一真初段、竹下奈那初段、荒井幹太初段
性別:男
棋士段位:八段
出身地:東京都
所属:日本棋院東京本院
1964年 | 東京生まれ |
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1981年 | 財団法人日本棋院棋士初段(16歳入段) |
1990年〜1994年 | 財団法人日本棋院 常務理事 |
1999年 | 棋士八段昇段 |
2000年〜 | 新宿子ども囲碁教室主宰 |
2001年〜2005年 | 経済産業省 産業構造審議会臨時委員 |
2002年〜2008年 | 財団法人日本棋院 常務理事 |
2003年〜2012年 | NPO法人マイヨジョーヌ理事 |
2007年〜 | 天豊道場主宰 |
2008年〜2012年 | 公益財団法人報知社会福祉事業団評議員 |
2010年~2014年 | 公益財団法人車両情報センター理事 |
2023年〜 | 公益財団法人日本棋院 評議員 |
2024年〜 | 一般財団法人伝統文化棋道振興財団副理事長 |
1982年 (昭和57年) |
第7期棋聖戦初段戦準優勝 |
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1984年 (昭和59年) |
第9期棋聖戦二段戦準優勝 |
1985年 (昭和60年) |
第10期棋聖戦三段戦優勝 |
1988年 (昭和63年) |
第13期棋聖戦三段戦準勝 |
1992年 (平成4年) |
第18期天元戦本戦入り |
1994年 (平成6年) |
第20期新人王戦本戦ベスト16 |
1995年 (平成7年) |
第21期碁聖戦本戦入り |
新宿こども囲碁教室主宰